治療例紹介

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  • 上司と現場のリーダーの板挟みが辛い

    患者さま情報 30代/男性
    患者さま情報:
    30代/男性
    病名:
    相談内容 35歳の男性会社員が、上司と現場のリーダーの板挟みによるストレスを主訴に当院を受診されました。約3ヶ月前から、上司からの厳しいノルマ設定と現場のリーダーからの実現困難な要求の間で苦悩し、不眠や食欲不振、頭痛などの身体症状が出現。最近では出社前から強い不安と動悸を感じ、会社に行くことが困難になっていました。「このまま仕事を続けられるか不安です。休職を考えていますが、診断書や傷病手当金の手続きがわかりません」と涙ながらに訴えました。家族からは「以前の明るい性格が消えてしまった」と心配されており、患者本人も「自分が自分でなくなっている気がする」と苦悩していました。
    治療内容 初診時の問診と症状の経過から、不安障害的な素因をベースに発症した適応障害と診断しました。治療は認知行動療法と薬物療法を組み合わせたアプローチを開始しました。認知行動療法では、ストレス状況下での思考パターンの分析と再構築を行い、問題解決スキルの向上を図りました。薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のエスシタロプラムを処方し、不安症状の軽減を図りました。また、急性の不安発作に対しては、短期的にベンゾジアゼピン系抗不安薬を併用しました。休職の必要性を認め、2ヶ月間の休職を推奨する診断書を作成し、傷病手当金の申請手続きについても詳しく説明しました。さらに、産業医との連携を図り、職場環境の改善に向けた提言も行いました。

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    経過・考察 治療開始から2ヶ月後、患者の症状に顕著な改善が見られました。SSRIの効果が現れ、不安症状が軽減。認知行動療法により、ストレス状況への対処能力が向上しました。休職期間中は規則正しい生活リズムを維持し、趣味の読書や軽い運動を取り入れることで、心身のリフレッシュにも成功しました。3ヶ月目には職場復帰が可能となり、産業医と連携して段階的な復職プランを実施。上司や人事部門との面談を通じて、業務内容の調整や コミュニケーションの改善が図られました。この症例は、適切な診断と包括的な治療アプローチ、そして職場との連携の重要性を示しています。今後は、再発予防と長期的なメンタルヘルスケアを目指して、定期的なフォローアップを継続していく予定です。
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  • 学校で吐き気と動悸がして学校に行けない

    患者さま情報 10代以下/男性
    患者さま情報:
    10代以下/男性
    病名:
    相談内容 高校2年生の男子生徒が母親に付き添われて来院しました。約3ヶ月前から、学校に行く途中や教室に入る直前に激しい吐き気と動悸に襲われるようになったそうです。最初は我慢して登校していましたが、症状が徐々に悪化し、現在は学校の近くまで行くことさえ困難になっていました。担任の先生から「越谷市の心療内科で相談してみては」と勧められ、当院を受診されました。患者は「友人関係には特に問題はないのに、なぜこんな症状が出るのかわからない」と困惑した様子で語りました。両親は息子の将来を心配し、早期の学校復帰を望んでいました。
    治療内容 初診時の問診と症状の経過から、社交不安障害を伴う全般性不安障害と診断しました。治療は、日本不安症学会のガイドラインに基づき、認知行動療法と薬物療法を組み合わせたアプローチを開始しました。認知行動療法では、不安症状の仕組みについて心理教育を行い、患者の不安を軽減しました。同時に、段階的曝露療法を用いて、学校に関連する不安刺激に徐々に向き合う練習を行いました。薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のエスシタロプラムを処方し、不安症状の軽減を図りました。また、急性の不安発作に対しては、短期的にベンゾジアゼピン系抗不安薬を併用しました。両親にも心理教育を行い、家庭でのサポート方法についてアドバイスしました。

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    経過・考察 治療開始から2ヶ月後、患者の症状に顕著な改善が見られました。段階的曝露療法により、学校までの道のりを少しずつ進めるようになり、最終的には教室に入ることができるようになりました。SSRIの効果も現れ、不安発作の頻度と強度が大幅に減少しました。3ヶ月目には定期的な登校が可能となり、学業にも前向きに取り組めるようになりました。この症例は、適切な診断と包括的な治療アプローチの重要性を示しています。今後は、再発予防と社会適応能力の向上を目指して、治療を継続していく予定です。
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  • 夜道で暴漢に襲われて以後、外出できない

    患者さま情報 20代/女性
    患者さま情報:
    20代/女性
    病名:
    相談内容 患者さまは3ヶ月前、帰宅途中の夜道で見知らぬ男に襲われ、暴行を受けました。幸い、近くを通りかかった人に助けられ、最悪の事態は免れましたが、その後、激しい恐怖と不安に苛まれるようになりました。夜間の外出はもちろん、日中でも一人での外出が困難になり、仕事を休職せざるを得なくなりました。毎晩、事件の悪夢に悩まされ、些細な物音にも過剰に反応するようになりました。また、事件の記憶が突然よみがえり、パニック発作を起こすことも頻繁になりました。父親の付き添いで来院され、「このままでは生活できない」と訴えられました。犯人は逮捕され刑務所に収監されたにもかかわらず、恐怖心が一向に収まらないことに苦悩されていました。
    治療内容 初診時、DSM-5-TRの診断基準に基づきPTSDと診断しました。治療は、トラウマに焦点を当てた認知行動療法(TF-CBT)を中心に進めることにしました。まず、心理教育を通じてPTSDの症状とその機序について説明し、患者さまの不安を軽減しました。その後、段階的曝露療法を開始し、安全な環境で徐々にトラウマ記憶に向き合う練習を行いました。同時に、認知再構成法を用いて、事件に関する否定的な信念(「外は危険」「自分は無力だ」など)を修正していきました。また、リラクセーション技法や呼吸法を指導し、不安症状のコントロールを支援しました。薬物療法として、SSRIのセルトラリンを処方し、不安やうつ症状の軽減を図りました。父親にも心理教育を行い、自宅でのサポート方法についてアドバイスしました。

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    経過・考察 治療開始から3ヶ月が経過し、患者さまの症状に顕著な改善が見られました。段階的曝露療法により、徐々に外出時の不安が軽減し、日中の一人での外出が可能になりました。悪夢の頻度も減少し、睡眠の質が向上しました。認知再構成法により、事件に関する考え方がより適応的なものに変化し、自己効力感も回復してきました。現在は、職場復帰に向けて準備を進めています。今後は、長期的な再発予防と社会生活への完全な再統合を目指して、治療を継続していく予定です。
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  • 急に気分が落ち込み、わけもなく涙が止まらない

    患者さま情報 20代/女性
    患者さま情報:
    20代/女性
    病名:
    相談内容 25歳の女性会社員Aさんは、「しんどいのはいつもだが、急に気分が落ち込み、わけもなく涙が止まらない」と訴えて来院されました。幼少期から気分の波が激しく、高校生の頃に不登校を経験。大学進学後は一時期安定していましたが、就職して2年目頃から再び調子を崩すようになりました。仕事中に突然涙が止まらなくなったり、逆に深夜まで仕事に没頭したりと、周囲から奇異な目で見られることも。最近は疲れやすさや息切れも感じるようになり、不安を抱えて当院を受診されました。
    治療内容 初診時の問診と症状の経過から双極性障害2型が疑われました。気分の波や抑うつ症状、軽躁状態の評価のため、気分障害質問票(MDQ)やハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)を用いて詳細な評価を行いました。同時に身体的要因も考慮し、血液検査を実施したところ、鉄欠乏性貧血が見つかりました。
    精神症状に対しては、日本うつ病学会の双極性障害治療ガイドラインに基づき、気分安定薬のラモトリギンを開始。同時に認知行動療法を取り入れたカウンセリングを定期的に行いました。貧血に対しては婦人科と連携し、鉄剤の投与と原因となっていた過多月経の治療を並行して行いました。

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    経過・考察 治療開始から3ヶ月が経過し、Aさんの症状は徐々に改善しています。気分の波は以前ほど極端ではなくなり、仕事中の突然の涙もコントロールできるようになりました。鉄欠乏性貧血の改善に伴い、疲労感や息切れも軽減。メインの精神疾患に身体的不調が合併して症状が悪化していたことが明らかになり、包括的なアプローチの重要性が再確認されました。
    今後は、薬物療法の継続とともに、ストレス管理技法の習得や生活リズムの調整など、より長期的な視点でのメンタルヘルスケアを行っていく予定です。
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  • 先輩、上司からのモラハラ、パワハラで会社にいけなくなった

    患者さま情報 30代/男性
    患者さま情報:
    30代/男性
    病名:
    相談内容 IT企業に勤務する30歳の男性が来院されました。入社3年目から、直属の上司と先輩からのパワーハラスメントとモラルハラスメントが始まったそうです。具体的には、些細なミスを大声で叱責される、休日や深夜に突然の業務連絡がある、個人的な用事を強要される、などの行為が続いていました。最初は我慢していましたが、次第に不眠や食欲不振、頭痛などの身体症状が現れ始めました。約半年前から、出社前に動悸や吐き気を感じるようになり、最近では会社に行くことができなくなってしまいました。「このまま退職すべきか悩んでいます。でも、自分に問題があるのではないかとも思ってしまいます」と、涙ながらに話されました。
    治療内容 適応障害と診断し、まず休養と環境調整を中心とした治療方針を立てました。薬物療法は控え、安全配慮義務に基づいた診断書を作成し、会社に提出することを提案しました。診断書には、現在の職場環境が患者の健康状態に悪影響を及ぼしていること、また回復のためには一定期間の休養と職場環境の改善が必要であることを明記しました。同時に、産業医との連携を図り、患者の状況を詳細に説明しました。また、患者自身のストレス対処能力を向上させるため、認知行動療法的アプローチを用いたカウンセリングを開始しました。ここでは、ハラスメント被害者に多く見られる自責の念や無力感に焦点を当て、適切な認知の再構築を目指しました。

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    経過・考察 診断書提出後、会社側は産業医の助言を受け、患者の休職を認め、職場環境の改善に着手しました。具体的には、ハラスメント加害者とされる上司と先輩への研修実施、部署異動の検討、業務内容の見直しなどが行われました。休職3ヶ月後、患者の症状は徐々に改善し、不眠や身体症状はほぼ消失しました。カウンセリングを通じて自己肯定感も回復し、6ヶ月後には段階的な職場復帰が可能となりました。復職後は新しい部署で業務に従事し、以前のようなハラスメント行為は報告されていません。この事例は、適切な環境調整と心理的サポートの組み合わせが、薬物療法に頼らずとも適応障害からの回復に効果的であることを示しています。今後は、再発予防のため、定期的なフォローアップと職場との連携を継続していく予定です。
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  • 人に気を使いすぎて疲れてしまう、HSPだと思う

    患者さま情報 20代/女性
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    20代/女性
    病名:
    相談内容 大学4年生の女性が、就職活動中に体調を崩し来院しました。「人に気を使いすぎて疲れてしまう。HSPだと思う」と訴えます。幼少期から周囲の感情や雰囲気に敏感で、他人の期待に応えようと努力してきたそうです。就活では、面接官の表情や態度を過剰に気にし、自分の言動が相手にどう映るか考えすぎて緊張が高まり、うまく自己アピールができないと悩んでいました。また、グループディスカッションでは他の参加者の気持ちを察しすぎて自分の意見を言えず、帰宅後は疲労困憊になるとのこと。最近では、就活イベントに参加する前から不安で眠れなくなり、動悸や吐き気、めまいなどの身体症状も現れるようになったそうです。「このままでは内定が取れない。でも人前に出るのが怖い」と涙ながらに語りました。
    治療内容 社交不安障害と診断し、認知行動療法と薬物療法を組み合わせた治療を開始しました。認知行動療法では、社交場面での自動思考や認知の歪みを特定し、より適応的な思考パターンの構築を目指しました。特に、他者からの評価に対する過度の懸念や完璧主義的な考え方に焦点を当て、現実的な期待値の設定と自己受容の促進に取り組みました。同時に、段階的曝露療法を用いて、徐々に社交場面に慣れていく練習を行いました。
    薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のエスシタロプラムを処方し、不安症状の軽減を図りました。また、急性の不安症状に対しては、短期的にベンゾジアゼピン系抗不安薬を併用しました。
    さらに、HSPの特性を活かしつつストレス管理を行うためのマインドフルネス瞑想やリラクセーション技法も指導し、日常生活でのセルフケアを強化しました。

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    経過・考察 治療開始から3ヶ月後、社交場面での不安は徐々に軽減し、就活イベントにも参加できるようになりました。認知の柔軟性が増し、他者の反応を過度に気にせず自分の意見を述べられるようになったと報告がありました。SSRIの効果も現れ、身体症状も改善しました。
    6ヶ月後には、自身のHSPの特性を肯定的に捉え、感受性の高さを強みとして活かせるようになってきました。就職面接でも自信を持って臨めるようになり、最終的に希望の企業から内定を獲得しました。
    今後は、職場での対人関係や業務ストレスに対する対処法を強化し、長期的な社会適応を目指します。HSPの特性を考慮しつつ、社会生活とのバランスを取る方法を継続的に支援していく予定です。
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  • 仕事のストレスでうつになった、と思って受診。

    患者さま情報 40代/女性
    患者さま情報:
    40代/女性
    相談内容 40歳の女性会社員が、約半年前から続く倦怠感と気分の落ち込みを主訴に来院されました。仕事への意欲が低下し、休日も家事をこなすのがやっとの状態だと訴えます。以前は活発だったのに、最近は疲れやすく、寒がりになり、体重も増加傾向にあるとのこと。睡眠時間は十分取っているにもかかわらず、朝起きるのが辛く、日中もぼんやりとしていることが多いそうです。
    患者さんは、半年前に大規模な組織再編があり、新しい部署に異動になったことを明かしました。新しい環境での業務に慣れるのに苦労し、上司との人間関係にも悩んでいたそうです。「仕事のストレスが原因で、うつ病になってしまったのではないかと心配です。でも、薬を飲むのは少し抵抗があります。カウンセリングだけでも良くなりますか?」と不安そうに尋ねました。
    治療内容 初診時の問診で、うつ病を疑う症状に加えて、甲状腺機能低下症を示唆する身体症状も認められたため、まず血液検査を実施しました。同時に、職場環境や仕事のストレスについても詳しく聴取しました。
    血液検査の結果、TSH(甲状腺刺激ホルモン)の上昇とFT4(遊離サイロキシン)の低下が確認され、甲状腺機能低下症と診断しました。橋本病による慢性甲状腺炎が原因と考えられました。
    職場ストレスの影響も考慮し、うつ病の可能性も完全には否定できなかったため、構造化面接(M.I.N.I.)を実施しました。その結果、うつ病の診断基準は満たさず、症状の多くが甲状腺機能低下症で説明できると判断しました。
    治療として、レボチロキシンナトリウム(チラーヂンS)の投与を開始しました。初期投与量は25μg/日とし、2週間ごとに血液検査を行いながら徐々に増量していきました。同時に、甲状腺機能低下症についての説明と生活指導を行いました。また、職場ストレスに対しては認知行動療法的アプローチを併用し、ストレス管理技法も指導しました。

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    経過・考察 治療開始から3ヶ月後、レボチロキシンナトリウムの投与量が75μg/日に調整され、血液検査でTSHとFT4値が正常範囲内に改善しました。それに伴い、倦怠感や気分の落ち込みも徐々に軽減し、仕事への意欲も回復してきました。体重も治療前と比べて3kg減少し、寒がりの症状も改善しました。
    職場環境への適応も進み、上司とのコミュニケーションも改善されました。この症例は、うつ病と類似した症状を呈する甲状腺機能低下症の典型例であり、メンタルヘルス診療における身体疾患の鑑別診断の重要性を示しています。適切な血液検査と構造化面接により、早期に正確な診断がつき、ホルモン補充療法という適切な治療につながりました。精神症状に対する薬物療法を回避でき、患者さんの不安も軽減されました。同時に、職場ストレスへの対処法を学ぶことで、全体的なQOLの向上にもつながりました。
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  • 髪の毛を抜くので毛が薄くなってしまっている

    患者さま情報 10代以下/女性
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    10代以下/女性
    病名:
    相談内容 小学3年生の女児が母親に付き添われて来院しました。約半年前から、授業中や家でテレビを見ている時に無意識に髪の毛を抜いてしまう様子が見られるようになったそうです。最初は気づかなかったものの、最近になって前髪や頭頂部に薄くなった箇所が目立つようになり、母親が心配して受診を決意しました。患者本人は髪を抜く行為を自覚しておらず、指摘されても「わからない」と答えるとのこと。学校では成績に特に問題はないものの、友人関係でのトラブルが増えており、担任の先生からも相談を受けたそうです。母親は娘の様子の変化と抜毛行為の関連性を懸念し、適切な対応方法を知りたいと訴えています。
    治療内容 抜毛症と診断し、認知行動療法と薬物療法を組み合わせた治療を開始しました。認知行動療法では、習慣逆転法を中心に、抜毛行為の代わりに別の行動をとる練習を行いました。また、ストレス管理技法も指導し、日常生活でのストレス軽減を図りました。薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を処方し、抜毛衝動の軽減を目指しました。治療開始から3ヶ月後、抜毛行為の頻度は大幅に減少し、新しい髪の成長も確認されました。学校生活への適応も改善し、勉強や部活動にも前向きに取り組めるようになりました。今後も定期的なフォローアップを行い、再発防止と継続的な改善を目指します。

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  • 髪の毛を抜いてしまう

    患者さま情報 10代以下/女性
    患者さま情報:
    10代以下/女性
    病名:
    相談内容 中学2年生の女子生徒が母親に付き添われて来院されました。約1年前から髪の毛を無意識に抜いてしまう癖がついてしまい、頭頂部や側頭部に薄くなった箇所が目立つようになったそうです。学校の友人から指摘されるようになり、自信を失くしてしまったとのこと。勉強や部活動に集中できず、成績も低下傾向にあります。母親は娘の様子を心配し、インターネットで調べて抜毛症の可能性を知り、専門的な治療を求めて当院を受診されました。患者本人は髪を抜く行為を止めたいと思っているものの、ストレスを感じると無意識のうちに抜いてしまうそうです。
    治療内容 抜毛症と診断し、認知行動療法と薬物療法を組み合わせた治療を開始しました。認知行動療法では、習慣逆転法を中心に、抜毛行為の代わりに別の行動をとる練習を行いました。また、ストレス管理技法も指導し、日常生活でのストレス軽減を図りました。薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を処方し、抜毛衝動の軽減を目指しました。治療開始から3ヶ月後、抜毛行為の頻度は大幅に減少し、新しい髪の成長も確認されました。学校生活への適応も改善し、勉強や部活動にも前向きに取り組めるようになりました。今後も定期的なフォローアップを行い、再発防止と継続的な改善を目指します。

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  • 夫婦の折り合いが悪い

    患者さま情報 20代/男性
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    20代/男性
    病名:
    相談内容 夫は、妻に内緒で夜遅くまでアルバイトをしていました。そのため、帰りが遅くなり妻から攻められるようになりました。アルバイトのために帰りが遅いと分かった後も、妻から「嘘つき」と信じてもらえず叱責されることが多かったようです。
    治療内容 奥さんの不安の訴えに注目し、医師の診察に加えて臨床心理士のカウンセリングを開始しました。 薬は使わず、男性の考え方、女性の考え方の違いに着目し、よりよい夫婦関係づくりのコミュニケーションについてカウンセリングを続けました。

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  • 意欲がない、表情が硬い、無口になった

    患者さま情報 40代/女性
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    40代/女性
    病名:
    相談内容 夫に付き添われ受診されました。夫より「1か月ほど前から徐々に元気、意欲がなくなった。家事などもできなくなり、表情が硬く、無口になった。食欲も低下し眠れない日が続いている」との訴えがありました。この患者さまは、特に大きなストレスとなるような出来事もなく、環境変化も特になかったようです。
    治療内容 うつ病とわかり、抗うつ薬を使った治療を開始しました。1週間ほど経つと、食欲や活動性が戻り、表情も明るくなりました。診察でも話ができるようになり、うつ気分も改善しました。家事もできるようになりました。急な薬の中断は再発のリスクがあるので、1年間は継続して治療を行い、それからお薬の量を減らし中止する予定です。

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  • 物忘れが多く、同じ物を買いこんで冷蔵庫にたくさんある。道に迷い家に帰れないことがあった。

    患者さま情報 60代以上/女性
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    60代以上/女性
    病名:
    相談内容 息子さんと一緒に受診されました。息子さんによれば、最近物忘れがひどく、買い物に行っても同じものを買ってしまうことがあるそうです。また、道に迷ってしまい自宅に戻れないこともあったそうです。息子さんは母が認知症ではないかと思い、当院を受診されました。
    治療内容 長谷川式痴呆スケールを使って、認知症の症状を検査したところ、30点中13点でした。この結果から記憶障害を認めており、近くの脳外科で頭部画像検査を行ってもらいました。結果は、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞などの脳器質性病変ではなく、側頭葉内側の短期記憶をつかさどる海馬の部分が縮小していることがわかりました。この症状はアルツハイマー型認知症という病気の特徴です。幸いにも機嫌が悪くなったり攻撃的になるような症状は見られませんでした。そのため、抗認知症薬のみでの処方を開始しました。これまで副作用もなく、病気が進まないように継続してお薬を服用しています。

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  • 職場に行く意欲がなくここ数日休んでいる

    患者さま情報 40代/女性
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    40代/女性
    病名:
    相談内容 長い間事務職をしてきました。数年ごとに部署を異動しても、トラブルなく過ごしてきました。しかし、今年の4月に福祉窓口での仕事に異動しました。窓口業務を始めると、マニュアルがない状況ごとに対応しなければならず、その新しい対人対応に慣れず苦しくなってきました。最終的には、職場へ行くこと自体が恐怖になり、出社できなくなりました。そのため、当院を初めて受診しました。
    治療内容 マニュアルのある事務系の仕事では、マニュアルに従って作業することで安心して業務をこなしていました。しかし、対人対応が必要な業務では、マニュアルがなく個別の対応が求められ、その適応がうまくいかず、結果として出社が困難になりました。この状況を受けて、薬物療法と数か月の休職を経て、職場や産業医、患者と協力して話し合いを行い、患者に負担の少ないマニュアルのある事務職に異動する環境調整が行われました。復職後は、この環境調整のおかげで大きな不安や悩みなく仕事に取り組むことができるようになりました。

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  • 看護師長が怖い

    患者さま情報 20代/女性
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    20代/女性
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    相談内容 4月入職の新卒のナースですが、初めて着任した病棟の師長が怖すぎて、先輩の指導も厳しすぎて、動悸・息苦しさを自覚するようになりました。朝になると吐き気がして、出勤できなくなってしまいました。
    治療内容 上司からのストレスによる適応障害と診断し、休職の診断書を発行しました。適応障害の治療にはストレスの環境から離れることが大事なため、勤務先の病院にはご両親に間に入ってもらい書類のやりとりを行いました。病院の人事部と環境調整を行い、ストレスの対象者のいない部署へ復帰となりました。

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  • 満員電車に乗れない、乗ると気分が悪くなる

    患者さま情報 20代/女性
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    20代/女性
    病名:
    相談内容 過去に満員電車にのっている際に、気分が悪くなり、最寄りの駅で降りて、駅のトイレで嘔吐してしまうことがありました。それ以降、満員電車に乗ることが恐怖となり、仕事で乗らなければいけない時でも、数駅ごとに降りて気分と体調を整えないといけなくなり、困ってしまい当院を受診されました。
    治療内容 パニック障害に対しての薬物療法を開始しました。最初は効果を感じられませんでしたが、徐々に量を調整して数週間内服しました。すると、満員電車に対する苦手意識が薄れてきました。気分も改善され、次に暴露療法を試みました。最初は1駅だけの乗車練習から始め、段々と距離を延ばしていきました。その結果、内服をキープしていれば、目的の駅まで乗車できるようになり、不安も軽減されました。しかし、お薬を中止すると再び満員電車への恐怖感が戻ってしまいました。そのため、現在もお薬を継続しながら出社されています。

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  • 眠れない、動けない

    患者さま情報 40代/男性
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    40代/男性
    相談内容 長年同じ会社に勤めていました。いつも繁忙期は、日中も深夜も働いていました。ある朝、突然起き上がれなくなり、「手足が鉛のように重い」と感じたそうです。過労による睡眠不足から体調不良をきたしていました。
    治療内容 3カ月の休職と投薬治療を経て、職場に復帰されました。復帰の際は、短期勤務から再開しました。残業時間を減らすように会社にお願いし、今は元気に毎日出勤しています。

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