治療例紹介

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すべての症例

  • 夫婦の折り合いが悪い

    患者さま情報 20代/男性
    患者さま情報:
    20代/男性
    病名:
    相談内容 夫は、妻に内緒で夜遅くまでアルバイトをしていました。そのため、帰りが遅くなり妻から攻められるようになりました。アルバイトのために帰りが遅いと分かった後も、妻から「嘘つき」と信じてもらえず叱責されることが多かったようです。
    治療内容 奥さんの不安の訴えに注目し、医師の診察に加えて臨床心理士のカウンセリングを開始しました。 薬は使わず、男性の考え方、女性の考え方の違いに着目し、よりよい夫婦関係づくりのコミュニケーションについてカウンセリングを続けました。

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  • 意欲がない、表情が硬い、無口になった

    患者さま情報 40代/女性
    患者さま情報:
    40代/女性
    病名:
    相談内容 夫に付き添われ受診されました。夫より「1か月ほど前から徐々に元気、意欲がなくなった。家事などもできなくなり、表情が硬く、無口になった。食欲も低下し眠れない日が続いている」との訴えがありました。この患者さまは、特に大きなストレスとなるような出来事もなく、環境変化も特になかったようです。
    治療内容 うつ病とわかり、抗うつ薬を使った治療を開始しました。1週間ほど経つと、食欲や活動性が戻り、表情も明るくなりました。診察でも話ができるようになり、うつ気分も改善しました。家事もできるようになりました。急な薬の中断は再発のリスクがあるので、1年間は継続して治療を行い、それからお薬の量を減らし中止する予定です。

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  • 物忘れが多く、同じ物を買いこんで冷蔵庫にたくさんある。道に迷い家に帰れないことがあった。

    患者さま情報 60代以上/女性
    患者さま情報:
    60代以上/女性
    病名:
    相談内容 息子さんと一緒に受診されました。息子さんによれば、最近物忘れがひどく、買い物に行っても同じものを買ってしまうことがあるそうです。また、道に迷ってしまい自宅に戻れないこともあったそうです。息子さんは母が認知症ではないかと思い、当院を受診されました。
    治療内容 長谷川式痴呆スケールを使って、認知症の症状を検査したところ、30点中13点でした。この結果から記憶障害を認めており、近くの脳外科で頭部画像検査を行ってもらいました。結果は、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞などの脳器質性病変ではなく、側頭葉内側の短期記憶をつかさどる海馬の部分が縮小していることがわかりました。この症状はアルツハイマー型認知症という病気の特徴です。幸いにも機嫌が悪くなったり攻撃的になるような症状は見られませんでした。そのため、抗認知症薬のみでの処方を開始しました。これまで副作用もなく、病気が進まないように継続してお薬を服用しています。

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  • 職場に行く意欲がなくここ数日休んでいる

    患者さま情報 40代/女性
    患者さま情報:
    40代/女性
    病名:
    相談内容 長い間事務職をしてきました。数年ごとに部署を異動しても、トラブルなく過ごしてきました。しかし、今年の4月に福祉窓口での仕事に異動しました。窓口業務を始めると、マニュアルがない状況ごとに対応しなければならず、その新しい対人対応に慣れず苦しくなってきました。最終的には、職場へ行くこと自体が恐怖になり、出社できなくなりました。そのため、当院を初めて受診しました。
    治療内容 マニュアルのある事務系の仕事では、マニュアルに従って作業することで安心して業務をこなしていました。しかし、対人対応が必要な業務では、マニュアルがなく個別の対応が求められ、その適応がうまくいかず、結果として出社が困難になりました。この状況を受けて、薬物療法と数か月の休職を経て、職場や産業医、患者と協力して話し合いを行い、患者に負担の少ないマニュアルのある事務職に異動する環境調整が行われました。復職後は、この環境調整のおかげで大きな不安や悩みなく仕事に取り組むことができるようになりました。

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  • 看護師長が怖い

    患者さま情報 20代/女性
    患者さま情報:
    20代/女性
    病名:
    相談内容 4月入職の新卒のナースですが、初めて着任した病棟の師長が怖すぎて、先輩の指導も厳しすぎて、動悸・息苦しさを自覚するようになりました。朝になると吐き気がして、出勤できなくなってしまいました。
    治療内容 上司からのストレスによる適応障害と診断し、休職の診断書を発行しました。適応障害の治療にはストレスの環境から離れることが大事なため、勤務先の病院にはご両親に間に入ってもらい書類のやりとりを行いました。病院の人事部と環境調整を行い、ストレスの対象者のいない部署へ復帰となりました。

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  • 満員電車に乗れない、乗ると気分が悪くなる

    患者さま情報 20代/女性
    患者さま情報:
    20代/女性
    病名:
    相談内容 過去に満員電車にのっている際に、気分が悪くなり、最寄りの駅で降りて、駅のトイレで嘔吐してしまうことがありました。それ以降、満員電車に乗ることが恐怖となり、仕事で乗らなければいけない時でも、数駅ごとに降りて気分と体調を整えないといけなくなり、困ってしまい当院を受診されました。
    治療内容 パニック障害に対しての薬物療法を開始しました。最初は効果を感じられませんでしたが、徐々に量を調整して数週間内服しました。すると、満員電車に対する苦手意識が薄れてきました。気分も改善され、次に暴露療法を試みました。最初は1駅だけの乗車練習から始め、段々と距離を延ばしていきました。その結果、内服をキープしていれば、目的の駅まで乗車できるようになり、不安も軽減されました。しかし、お薬を中止すると再び満員電車への恐怖感が戻ってしまいました。そのため、現在もお薬を継続しながら出社されています。

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  • 眠れない、動けない

    患者さま情報 40代/男性
    患者さま情報:
    40代/男性
    相談内容 長年同じ会社に勤めていました。いつも繁忙期は、日中も深夜も働いていました。ある朝、突然起き上がれなくなり、「手足が鉛のように重い」と感じたそうです。過労による睡眠不足から体調不良をきたしていました。
    治療内容 3カ月の休職と投薬治療を経て、職場に復帰されました。復帰の際は、短期勤務から再開しました。残業時間を減らすように会社にお願いし、今は元気に毎日出勤しています。

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