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少し言われただけで泣いてしまい、自分は弱いのではないかと悩んでいませんか。パートナーや職場の人の何気ない一言、SNSでのコメントをきっかけに感情があふれ、涙が止まらなくなることは決して珍しくありません。
しかしその反応は性格の問題だけでなく、心や体が発しているサインである可能性も考えられます。少し言われただけで泣く病気という視点で見ると、ストレスの蓄積や自律神経の乱れ、精神的な不調などが関係している場合もあるでしょう。
本記事では、その背景にある原因や考えられる状態、感情を整えるための対処法について分かりやすく解説します。
少し言われただけで泣く病気とは|感情の波が大きくなる理由の理解

「少し言われただけで泣いてしまう」という状態は、決して特別なものではなく、多くの人が経験しています。自分では抑えきれない感情の揺れに戸惑い、なぜこんな反応をしてしまうのかと悩むこともあるでしょう。しかしこれは、単に涙もろい性格だからと片付けられるものではなく、心や体が発している重要なサインである可能性も考えられます。
まずは、少し言われただけで泣く状態がどのような特徴を持つのかを整理し、その背景にある心理的な要因について理解を深めていきましょう。
なぜ「泣いてしまう」のか?その心理的背景
「少し言われただけで泣く」という反応は、表面的な感情の弱さだけで説明できるものではありません。いくつもの心理的要因が重なり合い、心の防御力が一時的に下がっている状態で表れやすくなる現象です。
この反応は決してあなたの弱さを示すものではなく、これまで無理をしながらも頑張ってきた証であり、心が発している重要なサインと捉えられます。自分の内面を理解するほど、感情との向き合い方も少しずつ変えていけるでしょう。主な心理的背景は以下のとおりです。
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自己肯定感の低さ
自分に対する評価が低いと、他人の言葉を過剰に重く受け止めてしまいがちです。軽い指摘や何気ない一言でも「否定された」「価値を認められていない」と感じ、感情が大きく揺れ動きます。積み重なった自己否定の意識が、涙となって表れやすくなります。
過去のつらい経験や癒えていない感情
過去に傷ついた体験や強いストレスを受けた記憶が残っていると、似た状況や言葉に触れた瞬間に当時の感情がよみがえります。現在の出来事以上に強い反応が出るのは、心が過去の痛みをまだ抱えているサインとも言えます。
完璧主義や強い責任感
常に高い理想を自分に課していると、少しのミスや注意でも大きな失敗のように感じてしまいます。「期待に応えられなかった」という思いが強まり、自分を責める気持ちが涙につながりやすくなります。
ストレスや疲労の蓄積
心身に疲れがたまると、感情を抑える力が弱まりやすくなります。普段なら受け流せる言葉でも、その時は受け止めきれず、涙が自然にあふれてしまいます。休息不足や緊張の継続が影響しているケースも少なくありません。
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少し言われただけで泣く病気が起こる原因

「少し言われただけで泣いてしまう」状態には、心や体のさまざまな不調やバランスの乱れが関係しています。意志の弱さや性格だけで起こるものではなく、誰にでも起こり得る反応です。
ここからは、その背景にある主な原因について、具体的に整理しながら解説していきます。
ストレスや疲労の蓄積
心身にストレスや疲労が重なると、感情は不安定になりやすくなり、普段であれば受け流せる言葉や出来事にも敏感に反応し、涙が出やすくなる場面が増えていきます。これは、強いストレスによって自律神経のバランスが乱れたり、感情を調整する脳の働きが低下したりする影響によるものです。
仕事の忙しさや人間関係の悩み、睡眠不足、不規則な生活などは、ストレスや疲労を高める代表的な要因です。こうした状態が続くと、集中力の低下やイライラ、強いだるさに加えて、涙が出やすくなるなど感情の揺れが目立つようになります。心と体が限界に近づいているサインとして受け止め、意識的に休息を取り入れる姿勢が重要です。
ホルモンバランスの乱れ
女性は、ホルモンバランスの変化によって感情の揺れや涙もろさが強く表れやすくなる点が特徴です。月経前症候群や月経前不快気分障害では、月経前の時期にイライラや不安、気分の落ち込みとともに、些細な刺激で涙が出やすくなる傾向が高いでしょう。
これは、女性ホルモンの急激な変動が脳内の神経伝達物質に影響を与え、感情の調整がうまく働きにくくなるためです。
また、妊娠中や産後、更年期といったライフステージでも、ホルモンの変化により気分の浮き沈みが大きくなる場面が増えます。感情をコントロールしづらくなり、普段より涙もろく感じる人も少なくありません。こうした反応は体の自然な変化として捉えられます。
一方で男性の場合も、テストステロンの低下が気分の落ち込みや感情の不安定さに関係する可能性があります。年齢や生活習慣の影響を受けやすく、以前より気持ちの揺れを感じるという人も多いでしょう。男女を問わず、ホルモンの影響は心の状態に深く関わっていると考えられます。
HSP(Highly Sensitive Person)という特性
HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき感受性が高く、外部からの刺激や他人の感情に強く反応しやすい特性を持つ人を指す用語です。病気や障害ではなく、人口の約15〜20%に見られる気質の一つとされています。
HSPの人は、言葉や表情、場の雰囲気などを深く受け止める傾向があり、他者からの何気ない一言や軽い指摘でも心が大きく揺れやすくなります。そのため、少し言われただけで感情があふれ、涙が出てしまう状況に陥りやすいと考えられます。これは弱さではなく、情報や感情を丁寧に処理する力が強いという特性によるものです。
HSPの人に多く見られる代表的な特徴は以下のとおりです。
深く情報を処理する
物事を表面的に捉えず、背景や意味まで考える傾向があります。小さな出来事にも気づきやすく、感情の動きも深くなりやすくなります。
刺激を受けやすい
大きな音や強い光、人混みなどの刺激に影響を受けやすく、疲れやすさを感じる場面も増えます。
感情の反応が強く、共感性が高い
他人の気持ちを自分の問題のように受け止めやすく、喜びも悲しみも強く感じ取ります。その分、傷つきやすさも抱えやすくなります。
些細な変化に気づきやすい
周囲の空気の変化や表情、声のトーンの違いなどにも敏感に反応します。
精神疾患の可能性
「少し言われただけで泣いてしまう」状態が頻繁に続き、仕事や人間関係、日常生活に支障を感じるほどになっている場合は、精神疾患が関係している可能性も視野に入れる必要があります。さらに、気分の落ち込みや眠れない状態、食欲の低下、意欲の減退などが同時に見られる場合は、心の不調が強まっているサインとも考えられるでしょう。
精神疾患は自己判断で特定できるものではなく、正確な見極めには専門的な診察が欠かせません。「少し言われただけで泣く」状態が長く続き、生活の質が下がっていると感じる場合は、一人で抱え込まず、早めに心療内科や精神科などの医療機関に相談する姿勢が大切です。
適切な診断と治療を受けることで、症状が軽くなり、気持ちの安定を取り戻せる可能性も十分にあります。考えられる精神疾患には、次のようなものがあります。
うつ病・適応障害
気分の落ち込みや興味・関心の低下、強い疲労感が続きやすくなります。感情を調整する力が弱まり、些細な刺激にも涙が出やすくなる傾向が見られます。自分を責める気持ちが強くなり、否定的な思考に引き込まれやすくなる点も特徴です。
不安障害
漠然とした不安や緊張が続き、心が常に張りつめた状態になります。その影響で感情の揺れが大きくなり、ちょっとした出来事でも強く反応しやすくなります。安心感を得にくく、疲労感が抜けにくい状態が続く場合もあります。
境界性パーソナリティ障害
感情の振れ幅が非常に大きく、対人関係の中で強い不安や怒り、悲しみが急激に表れやすくなります。相手の言動を過度に深く受け止めやすく、泣いたり感情が爆発したりする反応につながる場合があります。人との距離感に悩みを抱えやすい点も特徴の一つです。
少し言われただけで泣く病気かも?専門家への相談が必要な判断の目安

涙もろさが続く中で、もしかすると病気なのではないか、医療機関を受診したほうがよいのではないかと不安を抱えている方もいるでしょう。また、誰に相談すればよいのか分からず、迷いを感じている場合も少なくありません。
今の状態が一時的な心身の不調なのか、それとも専門家のサポートが必要な段階なのかを見極めることは、穏やかな日常を取り戻すために欠かせないポイントです。ここでは、専門家への相談を検討する目安となる症状や、具体的な相談先について分かりやすく解説します。
こんな症状があったら専門家へ
もし「少し言われただけで泣いてしまう」状態に加えて、日常生活に大きな影響が出ていると感じる場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。心の不調は我慢を続けるほど深刻化しやすく、一人で抱え込むことで負担が増してしまいます。
以下のような状態が見られる場合は、受診や相談を前向きに検討してみてください。
日常生活への影響が大きい
仕事や学業に集中できない、家事や身の回りの作業が手につかないなど、普段の生活に支障が出ている状態です。やる気が起きず、以前は問題なくできていた行動が難しく感じられる場合も含まれます。
気分の落ち込みが続く
涙もろさに加えて、憂うつな気分が二週間以上続いたり、楽しいと感じていたことに喜びを持てなくなったりする状態です。気持ちが沈んだまま回復のきっかけが見えない場合は注意が必要です。
食欲や睡眠に変化がある
食欲が極端に落ちたり、逆に過食気味になったりするほか、眠れない日が続く、長時間眠っても疲れが取れないといった変化が見られる状態です。生活リズムの乱れは心の不調と深く関係しています。
身体的な不調が続く
頭痛や胃痛、めまい、強いだるさなどの体調不良が続いているにもかかわらず、内科などの検査で明確な原因が見つからない場合です。心の状態が体の症状として現れている可能性も考えられます。
自傷行為や希死念慮がある
自分を傷つけてしまう行動や、「いなくなりたい」「消えてしまいたい」といった考えが浮かぶ場合は、早急なサポートが必要なサインです。一人で抱えず、信頼できる人や専門機関にすぐ相談してください。
引きこもりがちになる
人との関わりを避けるようになり、外出や連絡が億劫に感じられる状態です。社会的なつながりが減るほど、気持ちの落ち込みが強くなる傾向があります。
不安を感じたときの相談先
少し言われただけで涙が出てしまい、どこに相談すればよいのか分からず悩んでいる方も多いでしょう。心の不調は目に見えにくく、受診や相談に不安を感じやすいものです。しかし、専門機関にはあなたの気持ちを受け止め、適切な支援につなげる体制が整っています。自分に合った相談先を知ることで、安心して一歩を踏み出しやすくなるでしょう。
精神科・心療内科
心の不調を医学的な視点から診断し、治療を行う医療機関です。必要に応じて薬物療法やカウンセリングを組み合わせながら症状の改善を目指します。日常生活に支障が出ている場合や、まずは専門的な診断を受けたいと感じている場合に適しています。
カウンセリングルーム・心理相談室
臨床心理士や公認心理師などが対話を通して心の整理をサポートします。薬を使わず、自分の気持ちを丁寧に見つめ直したい方や、感情との向き合い方を身につけたい方に向いています。医療機関に併設されている場合と、独立した施設の両方があります。
地域の精神保健福祉センター・保健所
自治体が運営する公的な相談窓口で、心の健康に関する相談を無料で受け付けています。専門スタッフが話を聞き、必要に応じて医療機関や支援機関を紹介してくれます。どこに相談すればよいか迷っている方や、まずは気軽に話を聞いてほしい方に適した窓口です。
少し言われただけで泣く病気と向き合うセルフケア
感情の波に振り回されやすいと感じている方にとって、日常のセルフケアは心の安定を保つためのポイントです。ここでは、今日からでも実践できる具体的なセルフケア術をいくつかご紹介します。ご自身の状態やライフスタイルに合わせて、無理なく取り入れられる方法を見つけてみましょう。
感情を客観視する練習
感情に飲み込まれそうになったときは、その気持ちを少し離れた位置から眺める意識を持つと、心の安定につながります。これはマインドフルネスの考え方にも通じる方法で、自分の感情を客観的に捉える練習になります。その一つとして取り入れやすいのが「感情日記」です。
たとえば「いつ」「どんな場面で」「何と言われ」「どのような気持ちが湧き」「体にどんな変化が出たか」を簡単に書き出してみましょう。感情を言葉にするだけでも、頭の中で渦巻いていた不安や緊張が整理され、落ち着きを取り戻しやすくなります。
さらに、後から日記を読み返すと、自分が反応しやすい場面や感情の傾向が見えてきます。これにより、自分の心の動きへの理解が深まり、対処のヒントを得やすくなるでしょう。
感情を良し悪しで判断せず、「今はこう感じている」と受け止める姿勢を意識してみてください。それだけでも、気持ちの揺れは少しずつ穏やかになります。
リラクゼーション法の実践
心身の緊張をゆるめ、リラックスした状態を作る意識は、感情の波を穏やかに保つうえで欠かせません。日常の中に小さなリラクゼーション習慣を取り入れるだけでも、心の安定につながりやすくなります。無理のない方法から試してみてください。
深呼吸
ゆっくりと息を吸い、お腹を膨らませたあとに数秒止め、時間をかけて吐き出す腹式呼吸を行います。呼吸に意識を向けるだけで緊張が和らぎ、気持ちが落ち着きやすくなります。場所を選ばずに実践できる点も大きなメリットです。
瞑想
静かな場所で姿勢を整え、呼吸に意識を集中させます。考えが浮かんでも追いかけず、そのまま流れる様子を見守ります。数分から始めると続けやすく、習慣化すると感情の揺れを受け止めやすくなります。
軽い運動
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、気分を前向きにするホルモンの分泌を促します。体を動かすことで気持ちが切り替わり、溜まった緊張や不安の発散にも役立ちます。
アロマテラピー
ラベンダーやカモミールなど、リラックス効果が期待できる香りを生活に取り入れます。アロマオイルを焚いたり入浴時に使ったりすると、香りの刺激が自律神経に働きかけ、心を落ち着かせやすくなります。
思考の癖に気づき、書き換える
「少し言われただけで泣いてしまう」背景には、「どうせ自分はだめだ」「また失敗するに違いない」といったネガティブな自動思考が隠れている場合があります。こうした考えは無意識のうちに浮かびやすく、感情の揺れを強める要因になります。まずは、どのような場面でどんな思考が浮かびやすいのかを意識してみましょう。
指摘を受けた瞬間に「自分は価値がない」と決めつけたり、良い面を見ずに欠点ばかりに目が向いたりしていないでしょうか。気づいたら、「本当にそうだと言い切れるだろうか」「別の受け取り方はないだろうか」と問いかけてみてください。
「今回はうまくいかなかった部分があっても、自分全体が否定されたわけではない」と考え直すだけでも、気持ちは落ち着きやすくなります。この習慣を続けると、感情の波を穏やかに受け止めやすくなるでしょう。
日常生活での工夫
心と体の状態は、感情の安定と深く結びついています。生活習慣が乱れると、感情のコントロールが難しくなり、ちょっとした刺激にも過敏に反応しやすくなります。まずは日常の土台となる習慣を整え、感情の波を穏やかに保ちやすい環境を作っていきましょう。
十分な睡眠
睡眠が不足すると、脳の働きが低下し、感情の調整がうまくいかなくなります。ストレスへの耐性も弱まり、涙もろさやイライラが強く出やすくなります。毎日できるだけ同じ時間に寝起きし、7〜8時間程度の睡眠を確保する意識が大切です。
バランスの取れた食事
偏った食生活は、心身の不調を招きやすくなります。特に血糖値の急な変動は、気分の浮き沈みを大きくする原因になりやすいため、規則正しく栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
適度な運動
体を動かすと、気分を安定させる働きを持つ物質が分泌されやすくなります。激しい運動でなくても、散歩やストレッチなどを日常に取り入れるだけで、心の緊張を和らげる助けになります。
趣味の時間
自分が心から楽しめる時間を持つと、ストレスが軽減され、気持ちの切り替えがしやすくなります。好きなことに没頭する時間は、心のエネルギーを回復させる大切な役割を持っています。
少し言われただけで泣く病気と向き合う|周囲とのコミュニケーションを円滑にする方法
「少し言われただけで泣いてしまう」状態は、人間関係の中でとくにつらさを感じやすいものです。自分の感情を理解し、セルフケアに取り組む姿勢は大切ですが、それと同時に周囲との関係を整える意識も心の安定には欠かせません。人との関わり方が少し変わるだけでも、気持ちの負担は大きく軽くなります。
ここでは、孤立感を抱え込まず、安心して社会生活を送るために役立つコミュニケーションの工夫を紹介します。
自分の気持ちを穏やかに伝える方法
自分の感情が大きく揺れたとき、相手にどう伝えればよいのか迷う場面は少なくありません。そんなときに役立つのが、相手を責めずに自分の気持ちを伝えるアサーティブコミュニケーションの考え方です。
特に意識したいのが「I(アイ)メッセージ」の使い方です。「あなたが悪い」と相手を主語にするのではなく、「私はこう感じた」と自分を主語にして伝えます。自分の感情に焦点を当てるだけで、相手は責められていると受け取りにくくなり、話を受け止めやすくなります。
この伝え方を取り入れると、感情を押し込めずに表現しながらも、対立を深めにくくなります。つらさや不安を素直に伝えやすくなり、相手との間に理解が生まれやすくなる点も大きな利点です。穏やかな言葉で気持ちを共有する姿勢が、信頼関係を育てる土台になっていきます。
人間関係で傷つかないための心の持ち方
繊細な心を持つ方にとって、人間関係は大きな喜びをもたらす一方で、傷つきやすさにつながる場面も少なくありません。ただ、考え方や向き合い方を少し変えるだけで、必要以上に心を消耗せず、穏やかに過ごしやすくなります。自分を守るための意識として、次のポイントを取り入れてみてください。
他者の言葉をすべて真に受けない
人はそれぞれ異なる価値観や感情を持って生きています。相手の言葉は、必ずしもあなた自身を否定しているわけではなく、相手の状況や気持ちを反映している場合もあります。「これは相手の考え方の一つ」と受け止め、一歩引いて捉える姿勢を持つと、心の負担が軽くなります。
完璧を求めすぎない
人間関係で常に正解を出そうとすると、自分を追い詰めやすくなります。すれ違いや誤解は誰にでも起こり得るものだと受け入れると、気持ちに余裕が生まれます。完璧な関係を目指すより、無理のない関係を続ける意識が大切です。
適切な距離感を保つ
傷つきやすさを感じる相手とは、無理に距離を縮めようとせず、自分が安心できる距離を意識しましょう。心の安全を守るための境界線を持ち、必要な場面では断る選択をする姿勢も大切です。
まとめ:少し言われただけで泣く病気と向き合い、自分を大切にする第一歩を踏み出そう
この記事では、少し言われただけで泣く病気の可能性を含め、「少し言われただけで泣いてしまう」状態の原因や対処法、専門家への相談目安までを解説しました。
涙が出てしまう反応は弱さではなく、心や体が発する大切なサインです。まずは自分を責めず、そのままの感情を受け入れる姿勢が第一歩になります。セルフケアや伝え方の工夫を無理のない範囲で取り入れ、つらさが強いときは専門家を頼ってください。
自分を大切にする選択が、穏やかな毎日へとつながっていきます。心の不調にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
監修者
院長 根木 淳
愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、大手金融機関に勤務。2005年、秋田大学医学部卒業後、名古屋市立大学医学部精神科に入局。八事病院、三重県立子ども心身発達医療センターなどで研鑽を積む。京都大学医学部大学院とfMRIによる精神症状の脳機能の共同研究を経て慶應義塾大学大学院精神・神経科に入局。東京大学工学系研究科と連携して自動車運転の認知機能と安全性についての研究を行う。大学病院での診療、戸田病院、秋元病院、ガーデンクリニックなどでの診療業務に併行して、外資系及び国内大手IT企業、外資系大手コンサルティングファーム、テレビ・インターネット通販企業、都市銀行、国内大手証券会社、総合商社、特許翻訳・知財コンサル系企業、建設コンサルタント企業、広告代理店、大手旅行代理店、独立行政法人(公的法務支援機関)、大手不動産、大手企業信用調査会社、グローバルEC系企業、大手アパレル企業、国内最大手スーパーなど、都心大企業を中心に50社以上の産業医として企業のメンタルヘルスに従事。令和2年5月、北越谷駅前さくらメンタルクリニック院長に就任。併行して産業医業務に従事している。 【資格・所属学会など】 日本精神神経学会専門医・指導医 精神保健指定医 日本医師会認定産業医 日本老年精神医学会専門医・指導医