クリニックブログ

病院の紹介状とは、これまでの症状や治療内容を次の医師へ伝えるための書類です。
通院する病院を変えるときや、専門的な検査を受ける時に、紹介状が必要になるケースがあります。
病院の紹介状の役割やその種類について、一緒に見ていきましょう。
料金やもらいかた、似ている書類についても解説いたします。
当院では紹介状が不要です
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病院の紹介状は、「診療情報提供書」とも呼ばれています。
名前から予測できますが、医師から別の医療機関の医師へ診療情報を伝える書類です。
病名だけでなく、これまでの症状や治療内容などが記載されているので、次の医師が診療方針を考える手がかりになります。
また、患者様が初めからすべてを説明する負担を減らすのにも役立ちます。
薬の情報の引継ぎ
病院の紹介状では、いま使用している薬品名の他に以下の情報が記載されます。
・使用量
・これまでの試した薬の効果
・副作用がでた薬
・変更や中止した薬の理由
薬品名だけではわからない情報を共有することで、治療の重複や合わなかった薬の再使用を避ける助けになるのです。
検査結果や心理検査の引き継ぎ
血液検査や画像検査の結果、実施した心理検査の内容なども記載・添付されることがあります。
過去の結果を共有すると、症状の変化や、これまでの診断の根拠を把握しやすくなるからです。
ただし、紹介状があれば再検査が必ず不要になるわけではありません。
検査からの期間や現在の状態によっては、追加の検査を行う場合があります。
病院の紹介状の種類
病院の紹介状は、目的によって内容が変わります。
たとえば、転院では治療を続けるための経過を記載します。
専門医への紹介では、詳しく調べてほしい症状や以前の検査結果をまとめます。
しかし、「転院用の紹介状」や「総合病院用の紹介状」など、全国共通の決まった様式があるわけではありません。
病院ごとに、記載される内容は異なっているのです。
転院するための紹介状
引っ越しや通院のしやすさなどを理由に医療機関を変えるとき、紹介状は治療を引き継ぐ助けになります。
診断に至った経緯や通院期間、薬の調整内容などを次の医師へ伝えられるからです。
転院先が決まっている場合は、医療機関名や診療科を主治医に伝えましょう。
紹介状の作成に日数がかかる場合があるため、治療が途切れないよう早めに相談すると確実ですよ。
総合病院で受診するための紹介状
総合病院で詳しい検査や専門的な治療を受けるさい、紹介状は受診の目的を伝える役割をはたします。
病院や診療科によっては、初診予約に紹介状が必要です。
よくある勘違いなのですが、総合病院への紹介状をもらうことと、行く予定の総合病院への初診予約を取ることは、イコールではありません。
紹介状をもらった後に、改めて診察の予約が必要となります。
休職・復職のための紹介状
休職や復職のために会社へ提出する書類は、紹介状ではありません。
病院からもらう書類なので雰囲気は似ていますが、こちらは診断書や主治医意見書と呼ばれるものです。
ただし、主治医と産業医が病状や仕事上の配慮について連携するときは、本人の同意を得て診療情報提供書などを用いることはありえます。
診断書と紹介状の違い
診断書は、医師の判断を証明するための書類です。休職の申請や学校への提出などに使われます。
紹介状は医療機関同士で診療情報を共有し、検査や治療につなげるための書類です。
どちらも病名が書かれることがありますが、目的や提出先が異なるため、そのまま代わりに使えるとは限りません。
お薬手帳と紹介状の違い
お薬手帳は、処方された薬の名前や量、調剤日などを確認するためのものです。
複数の医療機関の薬をまとめて把握するさいにも役立ちます。
一方、紹介状には症状の経過、診断の考え方、薬を変更した理由など、お薬手帳だけでは伝わりにくい情報も記載できます。
両者は互いに補い合う関係であり、異なった役割があるのです。
当院では紹介状が不要です
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病院の紹介状には、これまでの診療と、これから受ける診療をつなぐ意味があります。
患者様のお話に加えて、前の医師が把握した経過を確認できるため、次の医師が現在の状態を理解する助けになります。
専門的な検査を依頼したり、状態が落ち着いた後に地域の医療機関へ戻ったりするさいにも使われます。
まさに、必要な医療につなぐための書類なのです。
精神科・心療内科では紹介状が特に重要
精神科・心療内科では、現在の症状だけでなく、気分や睡眠の変化、生活への影響、これまでの治療への反応を確認することが重要です。
初診時のお話だけでは、長い経過を十分に整理できないこともあります。
紹介状があると、過去の診療情報を参考にしながら、今の状態を評価しやすくなるのです。
ただし、以前の診断や処方を必ずそのまま引き継ぐわけではなく、受診先の医師が改めて判断します。
病院の紹介状についての疑問
病院の紹介状を受け取る前に確認したいことは、意外と多いのではないでしょうか。
・料金
・書かれている内容
・有効期限
どれも医療機関によって違うので、「一概にこうだ」とは断言できません。
とはいえ、医療機関ごとに何もかも異なっているわけでもないので、目安について解説いたします。
病院の紹介状の料金
保険診療で一般的な紹介状を作成するさいの料金は、250円〜750円です。
これは紹介状に関する基本部分の金額となります。
診察料や追加の情報提供に別料金がかかる場合があり、窓口で支払う総額とは異なります。
心配な方は、自費の書類なども含め、実際の費用を依頼先へ確認しましょう。
書ける情報と書けない情報
紹介状には、主に以下の内容を記載します。
・診察や検査で確認した事実
・治療経過
・医師の判断など
診断がまだ確定していない場合は、「疑い」として情報を伝えることもあります。
当然ですが、確認できていないことを事実として断定したり、患者様の希望に合わせて事実と異なる内容を書いたりはできません。
家族や職場などに関する情報は、診療上の必要性やプライバシーに配慮して扱います。
病院の紹介状の中身は何が書いてあるのか
| 氏名、生年月日、紹介先、紹介の目的、病名、これまでの病気、症状の経過、検査結果、治療内容、現在の処方など |
診療記録をそのまま載せるのではなく、受診先に伝える必要のある情報をまとめます。
封をした状態で渡された場合は、そのまま受診先へ持参しましょう。
どうしても内容を知りたいときは、作成した医療機関に控えの提供について相談できる場合があります。
勝手に封を破ってまで内容をチェックするのは、避けたほうが良いでしょう。
病院の紹介状の有効期限
病院の紹介状の有効期限は、一律に「何ヵ月」と決まっているわけではありません。
受診先が発行後の期間に条件を設けている場合もあるので、直接聞いてみるのが確実です。
期間が特に設定されずとも、時間がたつと症状や薬が変わり、書かれた情報が現在の状態と合わなくなることがあります。
紹介状の発行後は、早め早めの受診が肝心です。
よくある誤解
| 間違った情報 | 正確な情報 |
|
【×】紹介状がないと、セカンドオピニオンを聞けない。 【×】紹介状があれば必ず希望の薬が出る。 |
【○】紹介状がなくてもセカンドオピニオンに対応する医療機関がある。 【○】受診先の医師が、現在の状態を診察して判断する。 |
他院に通院中で紹介状がなくとも、当院のようにセカンドオピニオンがOKな医療機関もあります。
逆に、紹介状が必須というケースもあるので、通院予定の医療機関の公式ページをチェックしてみましょう。
当院では紹介状が不要です
WEB予約はこちら →病院の紹介状をもらうには
紹介状が必要な場合は、通院中の医療機関で主治医や受付へ相談します。
「転居するので治療を引き継ぎたい」など、「目的」と「受診先の医療機関名・診療科」を伝えると話がスムーズに進みますよ。
受診先が未定の場合も、まずは主治医に相談。
その場で受け取れるとは限らないため、作成日数や費用、受け取り方法を質問してみましょう。
病院の紹介状がない場合は?
紹介状がない場合は、まず受診先に診察が可能か確認しましょう。
【北越谷駅前さくらメンタルクリニック】や【越谷心療内科メンタルクリニック】のように、他院での受診歴がある方も、紹介状なしで受診できるケースがあります。
紹介状が手元にないことだけで受診をためらわず、取り寄せが難しい場合も含めて、お気軽にご相談ください。
服薬中の方は、お薬手帳をお持ちください。
▶️関連記事:診療内科(精神科)の初診での流れ
病院の紹介状まとめ by根木院長
前の医療機関で受けていた治療やお薬について、「良かった点」「合わなかった点」が分かると、同じ治療を一から繰り返す必要がなくなり、患者様にとっても時間やご負担の軽減につながります。
とはいえ、当院では紹介状をお持ちでない患者様に対しても、これまでの治療内容やお薬の経過について、できる限り丁寧にお伺いするよう心がけております。
「前のクリニックでは紹介状をお願いしにくかった」「紹介状を用意できなかった」という方も、どうぞ安心してご受診ください。
当院では紹介状が不要です
WEB予約はこちら →監修者
院長 根木 淳
愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、大手金融機関に勤務。2005年、秋田大学医学部卒業後、名古屋市立大学医学部精神科に入局。八事病院、三重県立子ども心身発達医療センターなどで研鑽を積む。京都大学医学部大学院とfMRIによる精神症状の脳機能の共同研究を経て慶應義塾大学大学院精神・神経科に入局。東京大学工学系研究科と連携して自動車運転の認知機能と安全性についての研究を行う。大学病院での診療、戸田病院、秋元病院、ガーデンクリニックなどでの診療業務に併行して、外資系及び国内大手IT企業、外資系大手コンサルティングファーム、テレビ・インターネット通販企業、都市銀行、国内大手証券会社、総合商社、特許翻訳・知財コンサル系企業、建設コンサルタント企業、広告代理店、大手旅行代理店、独立行政法人(公的法務支援機関)、大手不動産、大手企業信用調査会社、グローバルEC系企業、大手アパレル企業、国内最大手スーパーなど、都心大企業を中心に50社以上の産業医として企業のメンタルヘルスに従事。令和2年5月、北越谷駅前さくらメンタルクリニック院長に就任。併行して産業医業務に従事している。 【資格・所属学会など】 日本精神神経学会専門医・指導医 精神保健指定医 日本医師会認定産業医 日本老年精神医学会専門医・指導医