クリニックブログ

「はやく寝たいのに、なかなか寝付けない」
「朝までぐっすり眠りたいのに、夜中に何度か目覚めてしまう」
このような、眠りに関するお悩みはありませんか?
こうした症状が続き、日常生活に支障が出ている場合は、不眠症の可能性があります。
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WEB予約はこちら →不眠症の症状を知る
・寝つくまで時間がかかる
・夜中に何度も目が覚める
・予定より早く目覚めて眠り直せない
・眠った気がしない
不眠症の症状をチェックするさいは、これら4つの状態を確認してみましょう。
加えて、疲れや集中力の低下、気分の落ち込みなど、日中の不調があるかの確認も大切です。
十分に眠れる時間と環境があるのにこうした症状が続く場合は、不眠症や別の睡眠障害が関係している可能性があります。
不眠症と不眠の悩みの違い
不安な出来事があった日や、環境が変わったときに、一時的に眠れなくなることは珍しくありません。
不眠症は、眠る機会があるにもかかわらず眠れない状態が続き、日中の生活にも支障が出る病気です。
週3日以上の不眠と日中の不調が3か月以上続く場合は、慢性不眠症が疑われます。
ただし、3か月未満でも症状がつらいときは、我慢せず診察の予約をしましょう。
▶️関連記事:診療内科(精神科)の初診での流れ
不眠症の症状の特徴
不眠症の症状は、大きく分けて3つあります。
| 入眠障害 | 中途覚醒 | 早朝覚醒 |
さらに、「熟眠感がない」という訴えを伴うこともあります。
これらは一つだけ現れるとは限らず、寝つきが悪いうえに夜中にも目が覚めるなど、複数重なる場合が……。
大切なのは睡眠時間の長さだけで判断しないことです。
朝の疲労感や日中の生活への影響も含めて確認すると、自分の状態を整理しやすくなります。
寝付きが悪い(入眠障害)
入眠障害は、布団に入ってもなかなか眠れず、寝つくまでに長い時間がかかる状態です。
「眠らなければ」と考えるほど焦りや緊張が強まり、さらに眠りにくくなることもあります。
ストレスだけでなく、夕方以降のカフェイン、就寝前のスマートフォン、生活リズムの乱れなども影響します。
眠ろうとして長時間布団にいるより、眠気を感じてから寝床に入るなど、睡眠習慣を見直すことが役立つ場合があります。
夜中に何度も起きる(中途覚醒)
中途覚醒は、いったん眠った後、夜中に何度も目が覚めたり、目覚めてから再び眠るまで時間がかかったりする状態です。
年齢とともに増えやすい傾向がありますが、夜間の頻尿、痛み、飲酒、睡眠時無呼吸などが関係する場合もあります。
目が覚める回数だけで不眠症と決まるわけではありません。
朝の疲れや日中の眠気などが続く場合は、眠りを妨げている原因を確認することが大切です。
思ったよりもずっと早く目覚める(早朝覚醒)
早朝覚醒は、予定していた起床時刻よりかなり早く目が覚め、その後、眠り直せなくなる状態です。
例えば、朝7時に起きたいのに、毎朝4時頃に目覚めてしまう場合などが当てはまります。
加齢による睡眠リズムの変化や、うつ病などの心の不調が関係することもあります。
早起き自体が病気なのではなく、本人が睡眠不足を感じ、日中の生活に支障が出ているかどうかが判断のポイント。
眠りが浅い(熟眠障害)
熟眠障害とは、睡眠時間を確保していても以下を感じる状態です。
「ぐっすり眠れた気がしない」
「朝から疲れが残る」
寝つきや睡眠時間に大きな問題がなくても、眠りへの満足感が低い場合があります。
ただし、熟眠感の低下は不眠症だけに特有の症状ではありません。
睡眠時無呼吸や睡眠不足、心身の病気などが隠れていることもあるため、睡眠の質と日中の体調を合わせて確認することが重要です。
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眠れない原因は、不眠症だけとは限りません。
・睡眠中に突然叫ぶ(睡眠時随伴症)
・激しいいびきをかく(睡眠時無呼吸)
・眠る前に脚がむずむずする(睡眠関連運動障害)
このような症状がある場合は、別の睡眠障害によって眠りが妨げられている可能性があります。
ご自身では気づきにくい症状もあるため、家族などから指摘された変化も医師に伝えるとより正確な診療へと繋がります。
睡眠時に泣きだす・叫びだす(睡眠時随伴症)
睡眠時随伴症は、眠っている間に泣き出したり、叫んだり、歩き回ったりするなど、普段とは異なる行動が現れる睡眠障害の一群です。
例えば、夜驚症では突然強い恐怖を示して叫ぶことがあり、レム睡眠行動障害では夢の内容に合わせて大声を出したり体を動かしたりします。
こうした症状は通常の不眠症とは異なります。
本人や家族がけがをするおそれがある場合は、寝室の安全を確保し、医療機関にご相談ください。
寝ている最中に呼吸が何度も止まる(閉塞性睡眠時無呼吸)
閉塞性睡眠時無呼吸は、眠っている間に空気の通り道が狭くなったり塞がったりして、呼吸が繰り返し止まる、または浅くなる病気です。
大きないびきや睡眠中の息苦しさ、夜中の目覚め、日中の強い眠気などが手がかりになります。
本人は呼吸の異常に気づかないこともあるため、家族の指摘が重要です。
疑われる場合は睡眠検査が必要になることがあり、専門の医療機関で評価を受けます。
眠る前後に痒みを感じる・手足が勝手に動く(睡眠関連運動障害)
睡眠関連運動障害には、眠る前に脚がむずむずして動かしたくなる「むずむず脚症候群」や、睡眠中に手足が繰り返し動く「周期性四肢運動障害」などがあります。
むずむず脚症候群では、かゆいような不快感が生じ、脚を動かすと軽くなることが特徴です。
ただし、皮膚のかゆみがすべて該当するわけではありません。
寝つきの悪さや夜中の目覚めにつながることがあるため、症状の出方を医師へお伝えください。
不眠症の症状が出る原因
不眠症の原因は一つではなく、仕事や人間関係のストレス、生活リズムの乱れ、睡眠環境、カフェインやアルコールなどが複雑に関係します。
うつ病や不安症、痛み、かゆみ、夜間頻尿、服用している薬の影響などが背景にある場合もあります。
一度眠れなくなると、「今夜も眠れないのでは」と心配すること自体が不眠を長引かせることも……。
原因を決めつけず、心と体の両面から確認することが肝心です。
不眠症の症状が続いたら受診を
・眠れない日が続く
・仕事や家事に集中できない
・日中の疲れが強い
・気分が落ち込む
このような影響が出ている場合は、医療機関への相談をおすすめします。
慢性不眠症の目安は週3日以上、3か月以上です。
が、その期間を待つ必要はありません。
大きないびきや呼吸の停止、睡眠中の激しい行動がある場合も相談が必要です。
受診時には、症状が始まった時期、就寝・起床時刻、服用中の薬などを伝えると診察に役立ちます。
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不眠症の治療では、症状の出方や続いている期間、日中の生活への影響を確認し、原因に合わせた方法を検討します。
睡眠環境や生活習慣の見直しを基本に、必要に応じて薬物療法や、不眠に対する認知行動療法などの薬に頼らない療法を組み合わせます。
睡眠時無呼吸など別の病気が疑われる場合には、その評価や治療が優先されることもあります。
無理に一つの方法に頼らず、医師と相談しながら一緒に進めていきましょう。
生活習慣を見直す(睡眠衛生指導)
睡眠衛生指導では、眠りを妨げる生活習慣や寝室の環境を確認し、改善できる点を一緒に整理します。
・毎朝なるべく同じ時刻に起きる
・日中に自然光を浴びる
・適度に体を動かす
・夕方以降のカフェインを控える
寝酒は夜中に目が覚めやすくなるため注意が必要です。
ただし、生活習慣を整えるだけで改善しない不眠症もあります。
薬を用いる療法(薬物療法)
生活習慣の改善だけでは不眠症の症状が十分に軽くならない場合、医師の判断で睡眠薬を使用することがあります。
睡眠薬には、脳の覚醒を抑える薬や、睡眠に関わる働きを調整する薬などがあり、症状や年齢、持病、ほかの薬との組み合わせを考慮して選びます。
眠気の持ち越しやふらつきなどの副作用にも注意が必要です。
自己判断で量を増やしたり急に中止したりせず、効果や困りごとを遠慮なく医師へお伝えください。
薬に頼らない療法(非薬物療法)
不眠症の非薬物療法として代表的なのが、不眠に対する認知行動療法(CBT-I)です。
「眠れない」という不安や睡眠へのこだわり、寝床で長く過ごす習慣などを見直し、眠りやすい状態を目指します。
例えば、眠くなってから寝床に入る、寝床を眠る場所として使う、といった方法があります。
慢性的な不眠に有効性が認められていますが、実施できる医療機関は限られています。
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不眠症の症状が気になるときは、まず起きる時刻をできるだけ一定にし、朝は日光を浴びることから始めてみましょう。
繰り返しになりますが、夜は照明を落とし、寝る直前のカフェインや飲酒を避けることも大切です。
眠れないまま長時間布団にいる場合は、いったん寝床を離れ、眠気が戻ってから横になる方法もあります。
睡眠日誌に寝つきや目覚め、日中の体調を記録しておくと、自分の傾向を知るだけでなく、受診時にも役立ちますよ。
不眠症の症状で悩むならご相談を by 根木院長
「不眠症」と言っても、どのように寝れないかによって対策が全く変わってきます。
全く原因がないのに寝れないなら、不眠症です。
しかし、何かがあって眠れないのならば、それは不眠症ではなく、何かの症状としての不眠です。
例えば悩みであったり、躁鬱病のような病気の症状として眠れないのかもしれません。
または、睡眠時無呼吸症候群のせいで、眠れない可能性もあります。
当院は睡眠のエキスパートの医師がそろっておりますので、一緒に原因を改善していきましょう。
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院長 根木 淳
愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、大手金融機関に勤務。2005年、秋田大学医学部卒業後、名古屋市立大学医学部精神科に入局。八事病院、三重県立子ども心身発達医療センターなどで研鑽を積む。京都大学医学部大学院とfMRIによる精神症状の脳機能の共同研究を経て慶應義塾大学大学院精神・神経科に入局。東京大学工学系研究科と連携して自動車運転の認知機能と安全性についての研究を行う。大学病院での診療、戸田病院、秋元病院、ガーデンクリニックなどでの診療業務に併行して、外資系及び国内大手IT企業、外資系大手コンサルティングファーム、テレビ・インターネット通販企業、都市銀行、国内大手証券会社、総合商社、特許翻訳・知財コンサル系企業、建設コンサルタント企業、広告代理店、大手旅行代理店、独立行政法人(公的法務支援機関)、大手不動産、大手企業信用調査会社、グローバルEC系企業、大手アパレル企業、国内最大手スーパーなど、都心大企業を中心に50社以上の産業医として企業のメンタルヘルスに従事。令和2年5月、北越谷駅前さくらメンタルクリニック院長に就任。併行して産業医業務に従事している。 【資格・所属学会など】 日本精神神経学会専門医・指導医 精神保健指定医 日本医師会認定産業医 日本老年精神医学会専門医・指導医